1型糖尿病のこどもと家族の生活
22. 家族の協力
病気をもつ子どもを育てていくには、家族の協力が大切です。特にお子さんが小さければ小さいほど、毎日の注射や血糖測定、低血糖に気を配るなど、お母さんの負担や不安は大きいものです。家族みんなで協力して病気とうまくつきあっていきましょう。
家族みんなで協力しよう!
注射や血糖測定、毎日の食事作りなど、どうしてもお母さんの負担が大きくなってしまうものです。加えて、お子さんが小さい場合は、ほかの人が手を出そうとしても「ママがいい。」などと、お子さんに嫌がられてしまうこともあります。
お母さんが不在になることもあるので、ご家族の何人かが注射や血糖測定、低血糖時の対応ができるようにしておくことは大切です。実質的な協力だけではなく、日々の苦労をよく聴いたり、たまには息抜きできるように、他のことでサポートしてあげることも大切なことです。
お子さんが小学生・中学生など大きい場合は、お子さんの学校生活がうまくいくように、学校側との調整を行うこと、お子さんの学校生活の様子をよく聴いてあげること、お子さんが困っていることについて一緒に考えてあげることなども家族みんなで協力できるとよいですね。
きょうだいの協力
糖尿病をもつお子さんは、おやつを食べ過ぎないように、またおやつの内容にも注意する必要がありますが、きょうだいがいる場合、同じようにおやつを食べすぎないようにするのは難しいこともあります。それぞれの家庭の食習慣や、きょうだいの年齢なども考慮して、負担が少なく、より適切で楽しいおやつにしていきましょう。
きょうだいが低血糖症状に気づいて親に教えてくれたり、学校で糖尿病をもつきょうだいを気遣い、教室まで様子を見に行ってくれたりとサポートしてくれることもあります。きょうだいにも病気のことや注射や低血糖時の対応が大切であることがわかるように説明してあげることは大切です。夏休みや冬休みの外来受診のときに、きょうだいも一緒に来たり、きょうだいも参加できる糖尿病キャンプに参加するなどして、病気について理解を深められるといいですね。
きょうだいも困っている? がんばっている!
親はどうしても、糖尿病をもつお子さんに目がいきがちになるで、特に年齢の近いきょうだいがいる場合は、きょうだいが少しさびしい思いをしていることもあります。
また、きょうだいが同じ学校に通っている場合、お友達に「(弟や妹は)なぜ、いつも保健室にいるの?」と聞かれて困っていることもあります。きょうだいなりに、病気のことを理解してもらえそうな友達には話をし、そうでない場合は「わからない」と曖昧に答えるなど対処しているようです。きょうだいが学校生活で困っていることはないか?についても目を向けてみてください。
きょうだいは、糖尿病をもつ子どもの一番身近なサポート者でもあり、頑張っている弟や妹を誇らしく思っているきょうだいもいます。きょうだい同士、仲よく助け合いながら成長できるといいですね。